通信に関する用語

フィールドバス
工場内にある機器に対しての動作指示を行う装置や、機器の動作状況などの情報を、1本のケーブルで相互にやり取りするための仕組。

通信速度
一定時間内に転送できるデータ量のこと。1秒間に送ることができるデータ量を示す場合はbps (bit per second)を使う。

通信周期
通信が一回りする時間。

通信プロトコル
ネットワークを介して機器同士が通信を行なう上で、相互に決められた約束事の集合。通信手順、通信規約などと呼ばれることもある。

通信符号
通信するときに情報を電気信号に変換する操作方式(変調)で使われる1手法。

NRZ符号
変調で使用される最も基本的な符号化方式の1つ。信号線の電圧がHighレベルのときを“1”,Lowレベルのときを“0”と符号化する。Non Return to Zeroの略。1ビットの信号を表現するときに信号レベルが変化しない。

フレーム
通信に使用されるデータを送る単位。送信先のデバイスアドレス、データ、チェックコード(CRC等)などから構成される。コンピュータ間の通信に使用されるデータを送る単位(PDU(プロトコル・データ・ユニット))である。
「フレーム」は主にOSI参照モデルの第2層(データリンク層)での通信に使われるPDUの呼び名である。「パケット」は主として第3層(ネットワーク層)での通信に使われるPDUの呼び名である。「セグメント」は第4層(トランスポート層)での通信規格の一つであるTCPに使われるPDUの呼び名である。一般的には、これらの用語は、それほど厳密に区別されずに使われている。単にデータを送る単位の意味としてパケットという表現が使われることが多い。第2層のデータはフレームで第3層以上のデータはパケットと呼ぶこともある。

ポーリング
通信機器やソフトウェアが複数で連携動作する際に、送信(あるいは処理)要求がないか、一つ一つの相手に聞いて回る方式。センターはいつでもローカルに対してデータを送信できるが、ローカルは要求確認があった場合にのみデータを送信することができる。一本の回線に複数のマシンが接続されている形態のネットワークでよく用いられている。

CRC
巡回冗長検査と呼ばれ、「Cyclic Redundancy Check」の略です。 データ量の多いシリアル通信の誤り検出によく使用される。