CPUエミュレーションローカルデバイス
Motionnet構築用のCPUエミュレーションローカルデバイスです。
ローカル側でCPUのように振る舞い、いろいろな周辺LSIを制御できます。
また、ローカル側に別途CPUを接続し、そのCPUとの通信を行うこともできます。
・センターデバイスからの指令で、CPU端子信号(コントロール信号、アドレス・データバス信号)を生成します。
・CPU端子信号に、各種高機能デバイスを接続することでセンター側からリモート制御することが可能です。
・デバイスのステータス情報(割り込み、FIFOの状態など)は、サイクリック通信で常にセンターデバイスと通信が行われ、またCPU端子生成情報は、データ通信によって行われます。
Motionnetには、本LSIとPCLシリーズを搭載したボード製品がラインナップされております。
「Best Open Field Bus」をコンセプトとして、G9000シリーズ(LSI)単体と、G9000シリーズ搭載ボード製品(Motionnet製品)の両方を販売しています。
特長
◆最大256バイトのデータを通信可能
◆最大64個のデバイスを1ラインに接続可能
◆通信遮断検出回路による安全設計(ウォッチドッグタイマー機能内蔵)
仕様
デバイスタイプ | ローカルデバイス |
---|---|
パッケージ | 80 - pin QFP |
CPUインターフェースモード | Z80、6809、8086、68000、H8等 |
基準クロック | 80MHz (もしくは40MHz) |
通信速度 | 20Mbps、10Mbps、5Mbps、2.5Mbpsから選択 |
通信プロトコル | NPMオリジナル |
通信方式 | I/Oポート、ステータスはサイクリック通信、データ通信はトランジェント通信 (半二重通信) |
インターフェース | RS485+パルストランス |
接続方式 | マルチドロップ方式 |
エラー検出方式 | CRC12 |
総ケーブル長 | 20Mbps/ローカルデバイス32個接続時 最長100m (ローカルデバイス間の最短0.6m) 20Mbps/ローカルデバイス64個接続時 最長50m (ローカルデバイス間の最短0.6m) |
パッケージ | 80 - pin QFP |
パッケージ外形寸法 (モールド部) (mm) | 12×12 |
電源電圧 | +3.0V ~ +3.6V |
周囲温度 | −40 〜 +85℃ |
RoHS2 | 対応 |
資料ダウンロード
G9004搭載ボード
[MNET-BCD4020FUA4] Motionnet 2相ステッピングモータードライバー
[MNET-BCDC5030A4] Motionnet 5相ステッピングモータードライバー
[MNET-M204-DUM] Motionnet 汎用モーション制御ローカルボード
構成例

・いろいろなCPU周辺LSIを通信により制御可能です。
・アドレスバス本数により、例えば高機能4軸パルスコントロールLSI [PCL6045BL] なら、1個のG9004Aに対し2個接続できます。
(G9001Aの1ラインで最大、4軸×2個×ローカルとして64組=512軸の制御も可能となります。)