ステッピングモーターの駆動方式の違いによるトルクの比較

PF35-48などのPM型2相ステッピングモーターは巻き線方法が2種類あり、その巻き方によって駆動方法が異なります。

◆ユニポーラ駆動用モーターの巻き線方法
バイファイラ巻き線:銅線2本で巻き、巻き終わりの両端を接続し、巻き始め端2本とこの巻き終わり端に交互に電流を流し動作させる巻き線方法(モーターリード線:6本)

◆バイポーラ駆動用モーターの巻き線方法
モノファイラ巻き:銅線1本で巻き、巻き始め端と巻き終わり端に電流を流して動作させる巻き線方法(モーターリード線:4本)

この2種類の巻き線に電流を流す駆動方法が2種類あります。
◆定電圧駆動:一定電圧を巻き線に加えて電流を流す方法
◆定電流駆動:一定電流を巻き線に流す方法


これらを組み合わせ、4種類の駆動方法があります。
・ユニポーラ駆動+定電圧駆動
・ユニポーラ駆動+定電流駆動
・バイポーラ駆動+定電圧駆動
・バイポーラ駆動+定電流駆動

この動画では、同じように重りを載せ4種類の駆動方法での動作を比較しました。


<比較結果>
 ・バイポーラ駆動は、ユニポーラ駆動に比べて、低速でのトルクが大きい
 ・定電流駆動は、定電圧駆動に比べて、高速でのトルクが大きい

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