FMCC32

トルクアップ機能付ドライバー内蔵コントローラー

FMCC32は、最大32種類の動作パターンと最大256ステップの実行順序プログラムを内部メモリーに登録し、基板単独で登録順に自動実行させる事ができる、ドライバー内蔵の1軸コントローラーです。
専用ソフトで、誰でも簡単に動作パターンや位置決めシーケンスプログラムを作成でき、購入したその日からステッピングモーターを自由に動作させることができます。
また、スイッチの切替えにより、動作開始時に最大 1秒間、モーターへの励磁電流を最大1.5倍まで増幅できる機能もあり、モーターに最も負荷のかかる起動のタイミングでモータートルクを引き上げることが可能です(動作開始時トルクアップ機能)。モーションコントロール部は、弊社製パルスコントロールLSI PCD2112を搭載しています。

1. 2相バイポーラ/マイクロステップ駆動 MAX1.5A/相
2. 動作開始時トルクアップ機能(モータートルクアップ)
3. 制御ソフトウェア付

◆最大32種類の動作パターンと、最大256ステップの実行順序プログラムを内部メモリーに保存
 基板単独(パソコンとの接続無し)で、外部信号により、登録順に自動実行可能

◆2相バイポーラ・ステッピングモーターを直に接続可能 モーター駆動電流 MAX 1.5A/相

◆動作開始時トルクアップ機能:動作開始最大 1秒間、モーター励磁電流を最大 1.5倍まで増幅可能

◆制御電源用DC-DCコンバーターを内蔵していますので、DC12~24V電源の供給だけで駆動出来ます。

◆USB2.0ケーブル A-miniBタイプを利用する事により、専用の制御ソフトウェア(Windows)で作成した動作パターン・プログラムを基板内部のEEPROMに書き込み・保存が可能

仕様

適合モーター 2相バイポーラステッピングモーター
制御軸数 1
制御方式 シーケンス制御(最大256ステップ)
動作パターン数 32、原点復帰含む
記憶装置 不揮発性メモリーに保存可
データ入力方法 Windows専用ソフトでプログラム作成。パソコンとの接続には
USB2.0ケーブル A-miniBタイプを利用
電源 DC+12~24V±10%/電流4.0A(5.0Aヒューズ内蔵)
外形(mm) 101(W)x70(D)x30(H)
重量(g) 100
使用温度範囲(deg. C) 0 to +50
RoHS 対応 RoHS 指令:2011/65/EU (2015/863/EU 含まない)

モーターコントローラー制御仕様

最高出力周波数(pps) 2.4M(max.)
搭載LSI(基準クロック) PCD2112(9.8304MHz)
位置決めパルス数設定範囲
アップ/ダウンカウンター(現在位置カウンター)
0~268,435,455パルス(28ビット)
加減速特性 直線&S字(加減速独立設定可)、三角駆動回避機能

モータードライバー仕様

駆動方式 2相バイポーラ定電流駆動
モーター駆動電流 MAX 1.5A/相
励磁方式 マイクロステップ(1/1、1/2、1/4、1/8、1/16、1/32)

入力信号

EXP1 外部電源入力 DC12V~24V
MON 励磁ON/OFF
STA 動作開始
STP 動作停止
EXP2 外部電源入力 DC12V~24V
+EL プラス側エンドリミット
-EL マイナス側エンドリミット
ORG 原点
SD 減速

出力信号

END 動作完了
ERR エラー(モーター過電流、ドライバー異常発熱時)
GND 基板内部のGND

外形図

※クリックすると拡大します。

ブロック図


【関連動画】ドライバー内蔵コントローラー FMCC32

製品紹介

トルクアップ機能

FMCシリーズ機能比較

  FMC32 FMCA32 FMCC32
動作パターン登録数
32
32
32
動作パターン任意選択
×
×
単独シーケンス制御
×
ドライバー出力電流(A)
0.5
1.5
1.5
マイクロステップ駆動
×
動作開始時トルクアップ機能
×
×
外部接続モード(パルス列出力)
×
サイズ(mm)
65 (W) х 45 (D) х 17.5 (H)
82(W)x92(D)x30(H)
101(W)x70(D)x30(H)